津田さん牧村さんの「未来型サバイバル音楽論」読了しました。様々な読み方があると思いますが、我々がテクノスケープレーベルを設立したことと重ね合わせながら拝読しました。以下はその中で印象的だった文章のひとつです。(三鷹タカハシ)
新しいレーベルとは、一人から始まり、少しずつ集まり、一人ぼっちではない「村」のように発展していくものだと思います。一人一人が独立していて、でも時折出会いがあり、必要なときはそれこそ物々交換に出かけるような、楽しくてぎこちないもの。
「未来型サバイバル音楽論」より
テクノスケープレーベルを設立
この本を読む以前・・・自由大学で行われた講義「未来型音楽レーベルを立ち上げよう!」をお聴きしたことが1つのきっかけともなって・・・我々は結成10周年の今年、テクノスケープレーベルを設立しました。
「どのようにレーベルを運営していくのか」は試行錯誤の段階ですが、「村」のように発展していくもの、そんな形を目指していくことはとても素敵で、とても共感しています。
渋谷系好きでした
本著の中では牧村さんが関わられたレーベルや、国内外の様々なレーベルが生まれ消えていく(また続いている)姿が描かれています。それは貴重な証言の数々。音楽好きの方には懐かしく切なく読んでいただけるんじゃないでしょうか。
出来るのにもったいない
技術の発展もあり、周りを見渡してみると「作ったり公開したり話し合ったり足を運んだり」そんな「出来ること」が、ぐーっと身近になってきました。この辺りのことを津田さんが様々な例を出しながら「どのようなことが重要になるのかのヒント」を加えてくれます。
「個人で出来ることの上限」を10年前・20年前の常識で留めておくのは「もったいない」と思うんです。僕は出来ることの広がりを感じながら活動することに幸せを感じています。
次の10年
さて、10年間活動して次の10年はレーベルと共にあります。どうなるものか分かりませんが、出来るならばこれからはテクノスケープレーベル村で色々な方にお会いしたいなと思います。楽しくぎこちなく。
「読んで=書評」ではなくてテクノスケープレーベルに対する思いみたいになってしまいましたね。。ともかく・・・今後ともテクノポップユニット三鷹をよろしくお願いいたします!
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